改めまして、あるいは、はじめまして。とよのていねい です。
「豊能ではじめる ていねいな暮らしと育児」を設立時からのキャッチコピーに、主な活動としては、地域特化のローカルメディアの編集・デザイン、イベントの企画・運営をやってます。
ちかごろのイベント・企画の一部を紹介します。
- 豊能町にかぎらず、ここらへん。自治体で区切らない町のおすすめ情報を発信していく「ここら編集局」
- みんなが思い入れのある本をもちよって作る居場所づくり「シェア図書館」
- 技術や生きる知恵などの知識をオープンソースに、ジャイアンみたいに押し付ける「俺の知識はお前のもの。」
- 全員未経験者、先生も不在のクラブ活動。みんなでいっしょにつまずこう「やってみるず」
- 豊能町を《勝手に》シティプロモーション「ヘンなただいま」
- 時間をまきもどしたい、そんな瞬間をご祈願ください「まきもどし神社」
etc…
「ていねいな暮らし」と「育児」 の要素どこ
とこんな感じで、社名やキャッチコピーと逆行するかのように「ていねいな暮らし」とは…?「育児」とは…?みたいな企画やイベントが日に日に侵食しており、(主に社内から)疑問の声が挙がりがちです。
みんなそう思うだろうな、うすうす感じてはいました。決して適当にふざけてるわけではなくて、毎回真剣に自問を繰り返しながら自分たちのベストを目指した結果なんですけれども、ここに至った私の考えを示してもいいでしょうか。
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ていねいな暮らし、と聞いてイメージする「ぬか漬けを自分でつくる」とか「つくろいものをしながら何年も大事に服を着る」──これらはまごうことなきていねいな暮らしなんですけども、そういうステレオタイプなものに留まらない先があるのでは。
とよのていねいがWEBマガジンとして産声をあげてちょうど8年目。
「ていねいな暮らし」の解釈を、わたしたち流に広げていく時期に入っています。
また「育児」というジャンルは人類全体で見ると普遍的なことですが、わたし一個人で見ると、子どもの成長とともに喉元過ぎて熱さ忘れつつあります。(喜ばしいことだけれど、正直寂しい。赤ちゃんもたまにさわさわしたい……)という願いで、育児をするママ・パパ、ファミリーのための企画は、当事者の層にバトンタッチして続けながらも、育児が落ち着き始めた私たち世代の行く末を考えはじめました。
自分とていねいに向き合って生きる、課題とていねいに向き合って生きる、それも「ていねいな暮らし」と言えるのではないか。そんなふうに考えて、最近はイベントや企画をしています。
素敵なエイジングとサブカル
まわりには、「歳をとるなら、私たちもかくありたい」と憧れる先輩がたくさんいるんです。みんなニコニコしていて、たくさん助けてもらっています。助けてもらいすぎて、恩返しが追いつかない。その憧れもあって《このへんのエリアでどうやったらすてきに年を重ねられるか、素敵なエイジングとサブカル》みたいなものを追求しながら活動していくのかなと思ってます。
一般社団法人とよのていねい 代表理事 宇都宮頼子