家までお届け!豊能町産の野菜や米を「道の駅価格」で。

by 頼子 2017年10月13日

知ってました?!豊能町産の野菜や米をおうちまでお届けしてくれるサービスがあるのを。しかも道の駅とほぼ同等の価格なんです!この喜びを分かち合いたくて、今回はビックリマーク多めでお送りします。

住宅街でもある町内で米や野菜がとれるという事実

実はここ豊能町でも高山や牧方面を中心に、数こそ多くはないものの農家の方がいらっしゃってお米や野菜を栽培されています。住宅街エリアに住んでいる方々にしてみたらけっこう意外ですよね。空気と水がきれいで昼夜の寒暖差が大きいという土地柄が米作り・野菜作りに適しているのだとか!

しかし豊能町産の野菜やお米をゲットしようと思うと、農家に知り合いでもいない限りは志野の里へ行くしかないと思うんですが、ペーパードライバーにはなかなかの難所。

地産地消で町へ貢献したいなどとうっすら思っていても、結局アクセスのいいスーパーの産地直送コーナーであんまり縁もゆかりもない産地のお野菜を買っちゃったりしてたんです。

そんな私に朗報!待ってました!豊能町産のお米と野菜が安く手に入るサービスがある!というわけで、さっそく宅配注文してみました。

豊能町牧産キヌヒカリ(玄米)は10kgで 3,000円。ほうれん草はたっぷり300g一袋で100円という安さ!
配達料金は500円以上の注文で無料。注文料金が500円未満だと配達料100円が別途かかるのですが、それでもたったの100円です。

安すぎるけど大丈夫かな…?と実はすこしドキドキしてたのですが、ちゃんと配達日にとても元気な野菜と玄米が届きました。※この時はまだ春だったのでほうれん草が旬でした

根元のピンクが美しいぴんぴんのほうれん草は、わが家の大好物、常夜鍋に。

こちらは夏に届いた、枝付きの枝豆(450g 200円 豊能町高山産 無農薬栽培)を茹でたもの。しっかり甘みがあって美味かった。

なんでこんな安いの?

さて、このサービス。一体どこがやってるサービスなんだろうと思いますよね。これはNPO法人 豊能町ふるさとおこし協議会の方達の取り組みの一環。

この仕組みを分かりやすく説明しますと、

農家の高齢化により、放置状態になってしまった畑や棚田。いわゆる耕作放棄地が豊能町にはたくさんあり、手入れをしないとどんどん荒れ放題に…。これをなんとかできないかと、農家ではないボランティアの方々が耕作放棄地を有効活用して育てている野菜や米がこれ。しかも無農薬・減農薬。(雑すぎる説明なので、興味を持った方はぜひ公式ページを)

利益を出すことが第一目標ではなく自分たちができる範囲で、という趣旨なので、プロ農家やスーパーの野菜のように、虫食いひとつない!大きさもぴったり均一!品揃え豊富!というものではありません。時期や天候によっては野菜の成長と収穫のタイミングが合わず、野菜が出荷できません、というお知らせが届くこともあります。

どうやって申し込むの?

まず購入会員として会員登録が必要です。(入会金、会費等なし)

  • 住所
  • 名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • FAX番号

これらの情報と「登録会員区分 (1)購入会員」と添えて、担当の方のメールアドレスまで送れば登録してくれます。

登録後、毎週メールで「注文案内シート」が届くので、これに希望の商品と数量を書き込んで返信する、という単純明快なシステム。

ちなみに「注文案内シート」には毎回時候の挨拶とともに「やっと葉付きたまねぎが案内できるようになりました」だとか「秋めいて野菜も育ってきたけど雑草も元気です」とかはたまた「気候があわずほうれん草の8割はすべて緑肥になってしまいました」とか畑からのひとことが手紙のように添えられており、短い文面の中からも自然を相手に切磋琢磨してらっしゃる姿が垣間見えて、個人的にこの手紙部分がひそかに楽しみだったりします。

誰でも利用できるの?

配達の都合上現時点では、ときわ台、東ときわ台、光風台、新光風台、箕面森町にお住まいの方限定とのこと。

代金は商品と引き換えの代引きのみです。宅配担当は、力自慢のあんちゃんが来るのかなーなんて勝手な想像をしていたんですが、玄関のチャイムを鳴らしたのは、なんとも品のある可憐なマダム。10kgの米袋を運ばせてしまい恐縮の至り…!

(こんなにありがたいサービス、みんなにぜひとも紹介したい!)そう思った私はこの取り組みを宣伝してもいいか、代表の方にメールで問い合わせてみることに。

「それなら実際に育てている畑を見にきませんか?」

え!いいの?行きます行きます!二つ返事でそう答えた私たち、高山にある農地を取材できることになったのです。

次回へつづく。

「見つけた!都合のいい農業体験。知識ゼロで好きな時だけ、なのに0円。しかも喜ばれる。」

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