おウチでステキなコーヒータイム。ハンドドリップのススメ

by 正宗3 2017年10月11日

長い長い前置き。それはまるで永遠のよう。ここは読み飛ばしていいと誰かが言うべきなのかもしれない

たぶんほとんどの人が似たような感じだと思いますが、私は35年ローンを組んでこの町に家(マンション)を買って移住してきました。つまり人生で一番大きな買い物をしてこの町に住んでいます。
であれば、せっかく買った家の中にとびきりのお気に入りの場所を見つけて(or作って)、お気に入りの時間を作って過ごすようにすれば、暮らしの豊かさって上がるような気がします。
そして、その豊かさの演出にはコーヒーが最適だと思っています。お茶とか酒とかではなくて、コーヒーがいいです。私はもともとコーヒーが苦手だったときに、「あんな砂糖を入れないと飲めん飲み物、おれの喫茶には適せん!」といってコーヒーを毛嫌いしていたときにお茶をよく飲んでいたんですが、コーヒーを飲むようになってからはお茶だとすこしあっさりしすぎるんです。やはりゆったりとコクを味わうには、お茶よりはコーヒーのほうが適している気がします。お酒の場合は、お酒ってどうしても私の場合は酔うために飲むところが大きいので、それに私はお酒に強いほうなので酔うためにはたくさんの量を飲まないといけないので、時間の演出というよりは酒盛りになってしまうんです。酒盛りは、豊かさとはちょっと違うのかな、と思います。楽しいのは楽しいですけど。楽しさだけが豊かさというわけでもないので、やはりコーヒーによる日常の演出を楽しむ時は、お酒はちょっとだけ遠ざけておいたほうが、より効果が高いと思います。楽しむな、というわけではないんですが、酒盛りの楽しさとは違う楽しさを味わえると思います。

前にも書きましたが、豊能地方にはコーヒー好きがうなる有名店がたくさんあって、私は移住して日も浅いので、地元コーヒーで飲んだことあるところとなるとコーヒーショップであればエマコーヒーさんやありなしコーヒーさん、コーヒー豆を買うならときわ台コーヒーローストさんの地元コーヒーしか知らないのですが、どれも最高に美味しくて、出先でコーヒー飲むのがもったいなく思えるくらいになりました。「あ〜家帰るまで我慢して地元のコーヒーショップのコーヒー飲みたい」と。あと近場でなにげに美味しいのが、セブンイレブンやファミマのコーヒーですね。
こんな素晴らしいコーヒー環境に住んでるので、ぜひともテイクアウトしたり豆を買ってきたり、前回の記事を参考に自分で自家焙煎してみたりして、おうちでステキなコーヒータイムを作ってみましょう!
もしかしたら、仕事が忙しくてこっちにはほとんど寝に帰ってるだけで、家にも町にも思い入れがないって方もいるかもしれません。でもコーヒータイムは5分もあればできちゃいます。その自分のための5分を作るのさえしんどいということであれば、そのくらい疲れているということなので是非にでもやってもらいたいですし、「5分?よしやってみよう」と思える方であればやはりぜひにでもやってもらいたいです。逆説的になりますが、結果としては「コーヒー飲んだ」でしかないので、やって損は絶対にないですからね。

たまにはハンドドリップのススメ

近所の有名店からテイクアウトしたコーヒーもいいけど、やはり家で淹れるコーヒーは格別。しかも自家焙煎したとなれば幸せな時間が自分を満たしてくれることうけあいです。ということで、お家でコーヒーを淹れようの当コーナー、コーヒーの淹れ方にもたくさんの方法がありますがここではペーパーフィルターでのハンドドリップをおすすめします。

ハンドドリップのここがスゴイ!

  • 器具が安い
  • 簡単
  • 器具の手入れがしやすくいつでも清潔

ハンドドリップのここがダメ!

  • こだわりだすとキリがないが、簡単にやろうと思うといくらでも簡単にできちゃうルーズさ

コーヒーを淹れる器具や方法は世の中に数あれど、結局のところはお湯に浸したコーヒー粉からの抽出液をどうやって飲むかにほかならないわけで、ハンドドリップの何が良いってお湯を上から注いだらコーヒーが下に落ちるという仕組みの単純明快さにあります。単純ってことは手入れもしやすいわけで、使ったあとは水でバッシャーと洗う程度のルーズな運用でも、いつも清潔に保てるのも他にはないアドバンテージとなっています。コーヒーの主成分が水である以上、器具の清潔さは美味しさに直結しますから。

さっそく器具を見ていきましょう。
左がドリップケトル、右がコーヒーサーバー、サーバーの上に乗ってるのがドリッパー。
画面奥がペーパーフィルターで、画面手前がミルサーです。
カタカナ言葉ばっかりですが、要は順番にやかん、入れ物、ろ過器、ろ紙、粉砕機です。

ミルサーは、コーヒー豆を粉にするのに必要なので自家焙煎するなら必要ですが、粉を買ってくる人には必要ないものです。いろいろこだわって、アウトドア用などに手回し式のものも揃えましたが、普段は電動式のやつで40gの豆を10秒位で一気に粉にしています。

ドリッパーとペーパーはハンドドリップに必須のものになります。私はメリタの4杯用のものを普段使いにしています。メリタ式の気に入ってるところは、1回のドリップでドリッパーの上までお湯を注ぎ、全部落ちきったら分量通りにコーヒーができる単純明快さです。

ドリップケトルは、普通のやかんでも代用できないこともないですが、できればあったほうが絶対にいいです。形状がお湯が注ぎやすくなっています。

コーヒーサーバーも、専用のものがあればそれでもいいですが、要は入れ物なので何でも代用可能です。1杯だけならコップに直接でもいいですし。私はガラスのコーヒーサーバーを何個か割ってしまったので、今は保温ポットをコーヒーサーバー代わりにしています。1リットル容量のもので、4杯分を淹れてます。そのまま外に持っていって公園でコーヒータイムすることも。

やってみよう

40gの豆を粉砕した粉を、ドリッパーにセット。

 

まずは蒸らし。コーヒー粉に少しだけお湯を注ぎ10秒ほど蒸します。

新鮮な豆(焙煎して日があまり経ってない豆)だと、このときおおきく膨らみます。あたりがコーヒーの香りに包まれる、自家焙煎&ハンドドリップの一番幸せな時間が、ここです。

やかんを一定の高さ、一定の湯量が注がれるように、円を描きながらお湯を注いでいきます。

円はだいたい500円玉くらいの大きさで、メリタ式ドリッパーの上まで1回でお湯を注ぎきります。

あとは、お湯が最後まで落ちきるのを待つだけです。この時間、たまらんですね!

よい豆とよいハンドドリップを駆使すれば、落ちきったあとのコーヒー粉がきれいな壁になります。一流のハンドドリッパーの証。

4杯ぶんできるので、ちょうどふたりで2杯ずつ。おかわり出来る幸せ。
カナートで安かったお徳用ドーナツをそえて。

飲もう

冒頭にもながながと書いたように、あとは自宅のお気に入りの場所を見つけて、できる限り楽しんで飲むだけ。

ユニクロの服とかを、家で高そうに着るおじさん。

「ん?呼んだ?」こっち見んなし。

山とツバメと能勢電と阪急バスと。駅には大切な人を迎えに来てる車の行列。おかえり、いらっしゃい、よく来たな。大好物用意して待ってたよ。そんな幾つもの物語が聞こえてきそうな様子をベランダ際から。いつまでも眺めていられます。

ハンドドリップも、こだわりだすとキリがない世界ですが自分で飲んで楽しむぶんにはこれ以上無いくらい気軽に始められます。味がなかなか安定しないのも楽しみのうちのひとつです。自分のおうちという、世界中でいちばん自分がお金をかけてる場所で、世界最高の時間を、ぜひともコーヒーを使って演出してみてください!

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