雪がちらほら残る1月中旬の土曜日、ドライブがてら「ぐりとよキッチン」へ行ってきました。
「ぐりとよキッチン」とは山口納豆さんが手がける工場併設食堂。
豊能の湧き出る地下水をふんだんに使い、昭和31年から納豆を作り続けている山口納豆さんは、豊能町や能勢町の小学校や幼稚園などの給食にも卸しており、地元の子供たちにもおなじみの納豆なんです。
かくゆう私も、むすめの通う幼稚園給食でいただいたのが、山口納豆とのはじめての出会い。(普段からこんな美味い納豆食べてんの!?子どもなのに?)と大人げなくうらめしく思ったものです。
さて、そんな自慢の納豆が「ぐりとよキッチン」ではなんと食べ放題らしいんです。
しかも週末の11時から14時までのたった3時間だけという、営業時間がまず希少価値。なにそれ逆にそそられる!ということでずっと行ってみたかったお店のひとつです。
子連れということもあり、事前に電話で予約を入れていきました。(ホームページでも予約可能です)
◆
結果は、予約して大正解!
お店は、お世辞にもアクセスしやすい場所とは言えない場所にあるのですが(笑)、ロードバイクのグループや観光の方、常連の方と思われるグループが入れ替わり立ち替わりやってきます。そんな忙しそうな状況にもかかわらずお店の人は子連れの私たちを見て、にこやかに広いテーブルへ案内してくれました。
いろいろ気になるメニューはあるものの(豆腐パフェとか!)悩んだ結果、「納豆どんぶり」「大豆のキーマカレー」「お子様プレート」を頼むことに。
店内中央のテーブルには、自慢の納豆がうず高く積まれています。
POPには「納豆・お水はセルフサービスです。ご自由にお取りください。」の文字。
納豆が水と等価というおどろき。
キッチンへ注文が通るやいなや、いそいそと納豆山へむかう私たち。
食べ放題は、小粒カップ納豆の「しそのり」「たれからし」「ねぎ味噌」「ラー油」と4種類。まずは「ラー油」を攻めてみることに。
朱色のトロッとした粘度のあるタレに、唐辛子と刻んだニンニク、香り高いごま油が食欲をそそります。
なにげにこの納豆の入ったカップのサイズと材質が絶妙で、とても混ぜやすいのです。ぐるぐるっと軽く混ぜただけで、すぐにきめの細かいふわふわ納豆になります。
白ご飯もないのに、納豆だけだったら食べれてせいぜい1、2個かなーなどと思っていた自分を滅したい。
納豆独特のクセもなく臭みも控えめで、お豆はとっても柔らか。ちょうどよい辛さで白ご飯なしでもペロッと余裕でいけちゃいます。
納豆を楽しんでいると、やってきました、やってきました。こちらが「大豆のキーマカレー」サラダ付き。
子どもでも食べられそうなくらいのマイルドな辛さ。上にはさつまいもがトッピング。
こちらは夫の「納豆どんぶり」。メニューには和風ピビンバと記されていたのですが言い得て妙。納豆のほか、和風ナムル添えられて一口ごとに食感の違いを楽しめます。それに味噌汁と小鉢2品もついてお得な一品!
定食屋などの小鉢って、味がしょんぼりな小鉢が多い中(※筆者調べ)、抜かりなく美味かったのが印象的。
こちらは「お子様プレート」。納豆ごはん定食の半分サイズです。半分量とはいえ、ごはんもたっぷり&お野菜も入ってバランス良し、わが家の5歳児にぴったりでした。
さて、納豆食べ放題の件ですが、結局わたしは全4種類制覇し、食後のデザートと称して再び「ラー油」で締めました。夫は納豆どんぶりで納豆を食べたにもかかわらず、計6個完食。
納豆4つの味レビュー
・しそのり…甘めのタレに風味の良いしその香り。子どもでもたべやすく、はじめての方にもおすすめ。
・ラー油…ラー油と納豆?!と一瞬ひるんでしまいそうな組み合わせなのに、これがうまい!中華料理には、おなじく大豆を発酵させた豆鼓醤なんていう調味料もあるくらいだし、あちらでは意外と王道な組み合わせなんでしょうか、すごくまとまっていてびっくりしました。山口納豆を楽しむなら、とわたしの一押し。
・たれからし…夫の一番お気に入り。関西風のカツオだしにぴりりと辛い和からし。お豆の味をダイレクトに楽しむならこれ。
・ねぎみそ…4つの中で一番濃厚なねぎみそ味。そのまま食べてお酒のアテや冷奴にトッピングしてもいいかもしれない。
ぐりとよキッチン 店舗情報
営業日 : 土曜日、日曜日、祝日のみ
営業時間 : 11:00〜14:00(ラストオーダー)
場所 : 大阪府豊能郡豊能町余野532(山口納豆工場併設)
電話 : 0120-710-839
駐車場 : 約15台(工場入り口前の土日のみ臨時駐車場含む)+自転車・バイクOK
席数 : 約30席 (7テーブル) 店内禁煙
お店のホームページで席の予約ができます。そのほか詳細はHPをご覧ください。