「とよのわたし研究室」って私にも関係あるの?ズバリ聞いてみた

by 頼子

ちかごろ町の広報パンフレット等でちらほら見かける「とよのわたし研究室」という文字。

研究生募集!とうたっていて、対象者は育児経験のある豊能町在住の20~50歳代女性とのことだけど、ふらっと参加するにはなんとなく敷居が高い……。

そんな風に感じていた私。
講師を務める松原さんと一般社団法人こころ館の担当の方へ、突撃チャット取材を申し込むことに。気になること・聞きにくいことをとことん聞いてみました!

とよのていねい記者
講師の松原明美さん と
一般社団法人こころ館 担当者さん

 

このたびは取材にご協力いただきありがとうございます。「とよのわたし研究室」についての概要は、すでに町で配布されているパンフレットなどで書かれてはいるのですが、今回は質問形式でより深くお尋ねできたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!
よろしくお願いいたします!

 

条件には当てはまるけど、わたしって対象者じゃないんじゃ…?

わたしは現在子育て中の30代でして、まさに今回募集されている対象者とも言える層だと思うのですが、実はピンと来ていなくて。私も行って良いのかな?ほんとうに対象者なのかな?と。日々共働き&子育てで忙しくしつつも、それなりに現状に満足しちゃってるんですが(笑)満足してる人は行っちゃだめなんでしょうか?
わあ!ぜひ来ていただきたいです!(笑)
わたし研究でめざすのは、これからのわたしらしい生き方を発見していくこと。いま現時点の自分や、生き方に満足している方も、すみずみまで自分を研究することで、本質から自分のつくりたい未来を見つけられる場所だと考えています。
なので、満足している方には、より充実した生き方を探求していただける場になると思います。
わたし研究の様子

過去のわたし研究の様子

 

ほんとに?漂うアウェイ感とか場違いな空気にならない…?

現状に満足している人も、そうでない人も受講歓迎!とのことですが、例えばですよ、めっちゃ真剣に受講しに来ている人と気軽に参加している人とで温度差があって気まずいとかあったりしますか?
とよのていねいでは、気楽な感じで参加してみたい人に向けてアピールできればいいなと思っていまして。
大丈夫です!基本的に人と比べない空間なので、温度差よりも「自分自身がどう感じているか」ということを大切にしてもらうように講座を進めていきます。
大勢の前で発表してみんなの反応を見る、というよりも「自分との対話」をベースにしてらっしゃるという感じでしょうか。
おっしゃるとおりです!
講座は基本的に対話型です。対話を通じて、自分が何を感じているのかを認識していくというような。話したくないことは話さなくていい、というルールもありますし、安心してください。
(自分語りを存分に楽しめるライトニングトークみたいな感じなのかな…)

過去のわたし研究のプレイベントの様子

わりとカジュアルに参加する人が多い

過去に小学校のお母さんを対象にした「わたし研究」を開催したことがあるんですが、その時も皆さん最初はかなり気軽に来られていましたよ。
(へー気軽に参加するひと、多いんだ)
でも5回の講座を終える頃には、たくさんの気づきがあって、ご自身の子育てをこれまで以上に楽しめるようになっていらっしゃるようでした。
友達に悩み事または悩み事にも満たないようなことを喋ってるうちに、ん…?なんか答え見えてきたわ!みたいな経験、よくあると思うんですが、そんな感じの体験ができると。
ですです!たしかに、敷居が高いと感じられている子育てママの方も多いと思うのです。気軽に参加してみて、自己成長の場や、よりよい子育てを考える場として、活用していただけたらと思います。子育て真っ最中の世代の方にこそ、ぜひ来ていただきたいです〜
(よかった……。場違いな空気にワキ汗止まらない、みたいな最悪の事態にはならなさそう)

 

具体的にどんなメリットがあるの?

さきほどの話を掘り下げてお伺いしたいのですが、具体的にはどんな気づきがあって、どんな風に子育てを楽しむようになれるんでしょう?
例えば、感想を抜粋しますと……
「無意識のうちに思い通り子どもをコントロールしようとしていた自分に気づいた」
「子育てと家事ばかりの日々で、世の中から孤立していると思っていたけれど、実は私を助けてくれる友人や家族に恵まれていることを実感した」
「子どもがより愛おしくなった」
「子どもと意見交換ができるようになった」
いいですねーー!
(無意識のうちに思い通りにコントロールしようとしてた、とか耳が痛すぎるな……)
こちら実際のレポートです!(同世代ママからの感想コメントを見せてもらいました)
わぁ!ありがとうございます。わたし研究室には、色々な効果や側面があるんだと思いますが、やはり子育て目線のお話は自分に置き換えて考えやすいですねぇ!
講師の松原は、スクールカウンセラーとして10年以上小学校でお母さんたちの相談にのってきましたし、2000名以上のカウンセリング経験があるので、いろんな事例を出しながらお話ができるかと思います。

それは心強い!自分にも似た例が聞ければ(こんな風に悩んでるのわたしだけじゃないんだ)と思えそうですよね。
他の方の話をきくことで得られる気づきは大きいと思います。
過去の参加者ママのなかにも、当初は人と比べて「なんでわたしばっかり・・・」と自分にないものばかりに目を向けていたけれど、講座を経て「わたしだけじゃなかったんだ」と気づいてから心が軽くなったし気持ちがオープンになった、と仰ってる方がいらっしゃいました。
ついでに松原は、お母さんだけでなく子どもたちとも常時接しているので、子ども目線・親目線、そして先生目線からお話ができるのは強みかなぁと思います〜。
そうなんですね、俄然お話を聞きたくなってきました!

お母さんの夢に、家族みんなついてこい!

ちなみにこれは興味本位なんですが、これまでの生徒さんの例を拝見すると、家族との結びつきが強くなったパターンが多いようなのですが、わたし研究した結果、逆に自分の夢一直線!みたいなパターンはあるんでしょうか。たとえば昔あきらめていた何かになりたい!とか。自分の夢に家族も巻き込むパターンというか。
ありますあります!
(やっぱりあるんだ…!笑)
子育てとの両立は無理だと思ってあきらめていた、デザイナーの仕事に再挑戦した方や、趣味でしていたハンドメイドのものづくりを仕事にするべく起業準備を始めた方、観光ガイドの資格をとるために勉強をはじめた方などなど、わたし研究を経て「やりたいことがはっきりした」「できないと思っていたけど挑戦してみる」と行動に移す方は多いです。
そういった方が研究室にいれば、さらにその隣の方も背中を押されるみたいな効果もありそうですね。
まさにそうなんです!私たちがお伝えすることよりも、ひとりの方の気づきだったり、ひとりの行動が場に与える影響ってとても大きいなぁと感じます。この相乗効果が、対話方式のワークショップで行うことの強みと感じます。
なるほど。わたし研究はハコ的な側面だけでなく、中の人達によって様々な化学変化がある講座なのですね。
おしゃべりするのが大好き、気持ちを表現するのに長けた女性たちならではの場づくりともいえそうですね。

 

プレイベント気になることFAQ

Q:プレイベントの申し込み期限が13日までですが、過ぎても大丈夫でしょうか?

なんと!申し込み期限が【7月17日15時】まで延長されました!
チラシを見て期日が気になった方も、ぜひあきらめずに一度お問い合わせ下さい。

 

Q:本講座は3時間全6回行われるようですが、お試しであるプレイベントの3時間では一体どんなことをするんでしょう?

大きく以下の4本立てです。

  1. レクチャー「わたし研究とは」
    なぜわたしを研究するのか、わたし研究によってどんなことが起きるのかなど、「とよのわたし研究室」で講師を担当する松原からレクチャーを行います。
  2. 先輩研究員の体験談
    実際にわたし研究を行った育児期女性の方に、わたし研究をした感想や、その後の自分についてお話いただきます。
  3. ママファシリテーターによるワークショップ「やりすぎない子育て」ってなに?
    わたし研究を行ったお母さん2名による、子育てワークショップです。対話形式でご自身の子育てをふり返っていきます。
  4. 個人ワーク「わたしらしさについて考えよう」
    ミニ「わたし研究」を体験していただきます。

 

 

Q:本講座は子連れ参加NGとありましたが、プレイベントも子連れNGでしょうか?

ご自身の学びに集中していただくために、お子さま連れでのご参加はご遠慮いただいております。一時預かりをご希望の方は、地域子育て支援センターすきっぷ(072-738-0255)までお問い合わせ下さい。

 

Q:お菓子とか持って行っていいのでしょうか?

食べながら、ということでしょうか?休憩時間があるので、その際にお召し上がり下さい(笑)

※人が大勢集まる機会があったら、二言目にはお菓子を持って行っていいかすぐ確認してしまう私たち。苦笑されながらもお答えいただきました(笑)

 

あとがき

なぜ豊能町はこの「とよのわたし研究室」を始めようとしているのだろう。

今回お話を聞くなかで、この問いに対する解答を聞くことができました。それは「ひとりひとりの充実感・幸福感を大切にできるまちづくりをこのプロジェクトを通して実現したい」という行政の方の思いが根底にある、ということ。

妊娠・出産をへてママになると、自分のことは一旦後回し。子どもやおうちを中心に活動する方もいる中で、豊能町には実はまだまだ優秀な人材や素敵な人材、素晴らしい可能性が隠れているんじゃないか。その発掘や飛躍の手助けになるんじゃないか、そう考えているのではないでしょうか。

先日のトヨノノドリームといい、わたし研究室といい、豊能町は今までただ日常を送るだけの場だったはずが、挑戦する場に変わって来ているように感じました。


 

イベントの詳細について

「とよのわたし研究室」おためし体験、プレイベントを覗きにいこう!

  • 日時:7月18日(水) 9:30~12:30(受付9:00)
  • 場所:保健福祉センター
  • 申込方法:住所、氏名、年齢、電話番号、メールアドレス、お子様の年齢、参加動機(任意)をメール(josei@town.toyono.osaka.jp ) 、FAX739-1980、電話739-3418のいずれかの方法で、住民人権課までお申し込みください。
  • 申込締切:7月13日(金)7月17日(火)午後3時まで 
  • 参加費:無料
  • 詳細URLはこちら

 

「とよのわたし研究室」講座(全6回) 研究生募集

わたし研究室って結局なに?講座をうけるとどうなるの?もっと知りたくなった方はこちらもどうぞ。

とよのは「わたしを研究する」まち?? | トヨノノPORTAL
「とよのわたし研究室」がスタートします! | 豊能町公式ホームページ 
タブロイド版フライヤー「わたし研究室」PDF形式

1 コメント

「とよのわたし研究室」研究テーマ発表会に行ってきました! - トヨノノPORTAL - 曲がりくねって、ただいま。大阪府 豊能町 - 2019年2月3日 - 3:53 PM

[…] 実は私、以前プレイベントのときに講師の松原さんに自分のサイトでインタビューしたことがありまして、そういう意味では割と事前情報多めな立場の人間だったわけです。ですので、 […]

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