魅力的な町なのに、いまいち知名度が低い豊能町。おなじ大阪の人に説明するときでさえ、
「大阪の軽井沢とも言われるところなんですよー」
って説明することもしばしば。えっ遠くなっちゃってる!大阪の人に地理説明してるのに、豊能より遠いところで例えちゃってる!東日本のそんなローカルなところ、大阪の人だれも行ったこと無い(※とよのていねい調べ)のに、そこより知名度低いって自虐にもほどがある!という、辛い日々ももう今日で終わり。そうです。豊能の魅力を伝える力を豊能町自身から高めてくプロジェクト。トヨノノレポーターの講座が始まったのです。
この記事は軽い感じのレポートです。町のちゃんとしたのはこちら。
行ったら行ったで緊張
「正宗3さん、当然講座には出席されるんですよね?」
「ん?当たり前じゃないですかー。全8回とも出席するつもりですよー」
さも当然?って感じで出席するつもりだったんですが、行ったら行ったで緊張しますよね。私は本業がプログラマーなこともあって普段は黙ってコンピューターの操作をしていることが多いので人が多いところは特に苦手でして、こういった軽口を叩けるのはネットまでで、そのネットでもポンポンと弾むように書いてるかのように見えますが実は一語生み出すのにウンウン唸って何時間もかかることも多く、その間精神が不安定な人のようにウロウロと家の中をウロつきまわるので、どうせウロつきまわるなら広いところのほうがいいということで大阪府内で広い家が安く買えて交通の便も良い豊能町に住んで本当に良かったと思っているのですが、おや、何を言ってるんでしょう私は、えーっとそうだった緊張の話でした、わりと初回だし緊張するかなーと覚悟して行ったところもあったんですが、実際に緊張もしましたが思ったよりは顔見知りも多かったというか、そこはちょっと新鮮でした。おそらくなんですが、私が出るからということでスケジュールを調整して参加してくださった方もいらっしゃるでしょう。いやそれは考えすぎか?仮に考えすぎだとしても、とてもうれしかったです。
あいさつが長い
おっと、いきなりネガティブワードかぁ?と思うかもしれませんが、そうじゃないんです。
講座に入る前に主催者側のあいさつが2,3あったのですが、そこからして関係者の熱量を感じました。
「関係者の熱量を感じました」って書くと、私はまるで関係者じゃないみたいな物言いですが、もちろん私も8回目には講師として登壇する身ですので関係者側といえるかもしれません。ですが、講座はすべて受講者の一人として受けさせてもらいますし、私もトヨノノレポーターの一員です。そういう意味では関係者と参加者の枠を超えた「めっちゃ関係者」と言えると思います。それだけにこういう、人の熱量が高い場にいさせてもらうと、ぐっとくるものがあります。長いあいさつ、よかったと思います。
セミナーをSNS投稿しても「つまんなく見える」問題←解決済み
人はなぜ背中ばっかり並んだ勉強会の写真をSNSに投稿してしまうのか、高山右近も聖書で嘆いています。
「この中でつまんないセミナー写真をインスタにアップしたことがない者だけがヤーコンを投げよ」と。
講座開催と同時に、#トヨノノレポーターのハッシュタグをつけて投稿するインスタ大作戦も始まったのですが、最初、わたし「講座の写真なんかあんまりおもしろいの集まらんでしょー。インスタ映えする何かを置いた、インスタブースでも設ける?」とか思ってたんですが、意外とぞくぞく集まりました。これには右近もびっくり。
ハッシュタグの投稿を追っかけてるだけでも楽しいので、こちらの成長も今後期待大です。
ハッシュタグ内投稿の一例。インスタグラムの規約に基づき、紹介させていただきました。掲載にあたってもし問題などございましたらお手数ですがコメントフォームよりご連絡ください。
今回のセミナー内容は高度なプロモーション戦略
わたくし、広告業界にも長く身をおいてるのでびっくりしたんですが、第一回目から「これ無料で聞けていいの?」ってうれしくなるくらい興味深い内容でした。enoco館長甲賀氏によるシティプロモーションについての実戦的な勘所を、しっかりお話していただきました。
プロモーションについて真正面から取り組んでおられる氏だからこそ見えてくる、ともすればプロモーションについて否定的とも捉えかねない鋭い視点について、いくつもの事例をもとに惜しみなく紹介していただきました。「プロモーションについて否定的」と書きましたが、実際にはそんなことはなく、何も目標のないプロモーションは否定的ですが、そうではなくてしっかりとした土壌や目標を見据えて、地域の魅力を伝えていくことの大切さを学ぶことが出来ました。
単に書き方や写真のとり方だけ学んで、表面上の見栄えを良くする方法だけが学べるのかなと思ってた人も、もしかしたらいるかもしれませんが、第一回目からこういう土台になるところから学べるのはかなり重要だと思います。最終的に表面がよく見えることもとても大事ですが、その前に土台をしっかりつくっておくことを手抜きしない姿勢は、町のプロモーションとして正しいありかただと思いました。
豊能の魅力は人にある
町が「ネットメディア作るからレポーター養成講座やろー」って言ったら定員30人のところ53人も集まって、しかもそのすべての人が魅力的で、「インスタやろー」って言ったらハッシュタグに面白い写真がぞくぞく集まって、そんなステキな町、日本で、いや世界中でほかにある?ってのが大きな発見でした。
豊能に来てよく使う「意外と知られてないけど」って枕詞、町のハード的な面よりも、今後は人というソフト面で使っていきたいと思いました。
「意外と知られてないけど、豊能にはこんなに魅力的な人がいっぱいいるんですよ」ってな具合に。