美腸への近道!ヤーコンで叶う、サプリメント・スイーツの世界

by 頼子 2018年5月11日

ヤーコンペーストの新たな活用法を発見するべく、主婦ことわたしがレシピ開発を淡々とおこなうシリーズ記事(前編・後編)。後編の今回はスイーツのレシピです。

ヤーコンペーストって何?どこで売っているの?くわしくはこちらの前回記事も合わせてご覧ください。
『町民限定レシピ:ヤーコンペーストで作る「万能たれ」「ヤーコン味噌」』

優しくってなんだか懐かしい、ヤーコンジャムを作ろう

まずは基本のジャム作りから。ヤーコンペーストをジャムにしておくと、いろいろなスイーツにも使いやすくなります。

まずは小鍋にヤーコンペーストまるごと1袋を入れます。

つぎに砂糖を入れて煮詰めます。

この日はきび砂糖を使ったため、濃い茶色のジャムになってしまいました。グラニュー糖や上白糖のほうが色が綺麗に仕上がります。

砂糖の量は、ヤーコンと砂糖の割合を2:1で換算します。この時は 130グラムほど入れました。ここでお砂糖を控えめにしてしまうと、日持ちがしにくくなる上にジャム特有のぷるんぷるん感が出にくくなってしまう(ペクチンがうまく働かないため)そうです。

お好みの硬さまで中火でコトコトと煮詰めたら、一度強火にし沸騰させて、レモン果汁(約大さじ2)を入れます。とろとろとした粘度になったら火をとめて完成。

きちんと煮沸消毒したビンに入れれば未開封状態で6ヶ月保存可能です。開封後はだいたい2週間くらいで使い切りましょう。

「え。野菜のジャムなんて青臭いんじゃない?」そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

ところがどっこい。ヤーコンを調理実験してわかった驚きの事実。ヤーコンって砂糖で煮詰めると、昔どこかで食べたようななんだか懐かしい風味に変わるんです。食べるたびに(あーなんだっけな?この味)と気になって仕方ありません。もし何の味に似てるのかピンときたらコメントで教えていただきたいくらい。

もはや栄養補助食品?!“ちょい足し”するだけで美腸ライフ

さてヤーコンジャムの使い方。我が家の例をご紹介していきますね。

一番お手軽なのに効能を最大限に受けられる、それが「ヨーグルトにトッピング」です。ヤーコンとヨーグルトが手を組んで、腸に悪いことなんてあるぅ?というくらいのゴールデンコンビ。

フレンチトーストにトッピングしてもいい。

春巻きの皮にヤーコンジャムを巻いて揚げてみた例。これも中華菓子のようで美味しかったです。

これまでは序章にすぎない、わたしが本当に作りたかったものはコレです

ヤーコンペーストのモニターのお話をいただいた時、一番作ってみたかったのがこの「ヤーコン・ジェラート」

一般的なアイスクリームには、牛乳や卵が使われているのですが、それだとヤーコンの優しい風味が負けてしまう…….。試作に試作を重ねて、牛乳・卵を使わずに、豆乳・里芋を使用するというマクロビオティックにも似た素朴な美味しさのレシピへとたどり着きました。

 

美容にもいいサプリメントスイーツ、ヤーコン・ジェラートの作り方

下ゆでして皮をむいた里芋200グラムに豆乳200cc、そこにヤーコンジャムを大さじ5杯ほど。ミキサーやフードプロセッサーでブイーンと攪拌します。

なめらかになったらOKです。

この時点で味見をしてみて、甘さがたりないようであればジャムを足しても。でも一点注意していただきたいのが、こちらのヤーコン・ジェラート、食べる際に“追いヤーコンジャム”(語呂が悪い)をします。ここではやや甘さ控えめ程度におさえた方がおすすめです。

バットなどの容器に移し変えてフタをし、冷凍庫で1時間ほど凍らせます。

1時間後、冷凍庫からとりだしたら大きめのスプーン(なければ、しゃもじでも◯)を使って、底から大きくすくうようにして混ぜます。塊をつぶし全体が均一な滑らかさになったら、再び冷凍庫で凍らせます。この作業を1、2時間おきに2〜3回繰り返してなめらかに仕上がれば完成です!

もしガチガチに固まってしまったら…

冷凍庫に長時間保存していると、スプーンの入る余地ゼロ!ナイスディフェンス!そんな声をかけたくなるくらいガッチガチに凍ります。

そんな時はしばらく室温において解凍させるか、お急ぎの場合は電子レンジの解凍機能かまたは200wで1〜2分程チンして柔らかくしてみてください。スプーンがなんとか入るくらいまで溶けたらOK。スプーンをざくざくと刺して全体を砕いたら、スプーンの背を使って塊をつぶすようにし、なめらかになれば食べごろです。

同じようにたべる際にも、冷凍庫から出したら塊をつぶすようにしながら、練るように混ぜてなめらかにします。里芋のおかげでトルコ風アイスのように、伸び〜るジェラートになるんです。

豆乳と里芋とヤーコンの素朴で頼もしいマリアージュ

このジェラート、ただ美味しいだけではありません。大豆イソフラボンに、ポリフェノール、オリゴ糖、ムチン、カリウム、サポニンetc。美腸効果のほか、むくみ、アンチエイジングなど女性にも嬉しい効能がたっぷり!

これは完全食スイーツの誕生なのでは…?!そんな美容と健康にいい栄養素の宝石箱なのです。

 

スイーツは太るし……なんていう言い訳はヤーコン・ジェラートの前では野暮。“追いヤーコンジャム”を好きなだけたっぷりとかけて、さぁ召し上がれ。

添え物もウエハースやクッキー、ワッフルといろいろ試してみましたが、この昔ながらの炭酸せんべいが私の好み。勘亭流でデカデカと書かれた「たんさん」の愛くるしさよ。

次期のヤーコンペースト販売が待ち遠しい!

自信作のジェラートも完成したことだし、ヤーコンペーストを早速追加注文しようと、生産者である豊能町ふるさとおこし協議会さんに問い合わせしてみたところ、すでに今期の予定販売数を終え在庫ゼロ状態だそう。うーん残念!

来期のヤーコンペーストの製造は今年の年末から開始予定とのことですので、今から待ち遠しい限り。

とよのていねいでは「ヤーコンペースト販売開始」という情報をキャッチ次第、いちはやくお伝えしたいと思います。ぜひ、とよのていねいのInstagramFacebookページTwitterをフォローの上、その日までお待ちください〜!

ヤーコンペーストは販売終了になってしまいましたが、寒い冬が過ぎうららかな春を迎えて、続々と新鮮で美しい野菜が販売開始されています。豊能町産の低農薬・無農薬野菜をぜひこの機会に試してみてくださいね。

くわしい購入の方法や、野菜作りのこと、豊能町ふるさとおこし協議会さんについてはこちらの記事もどうぞ!

 

3 コメント

おんもり 2018年6月21日 - 6:58 AM

おいしそう!(ヨダレ)これは、高山の里芋でつくって販売できますやん。センスよいです!

Reply
頼子 2018年8月14日 - 8:50 PM

「なぜこちらを名産品にしないのか不思議に思う、そのくらい美味い」と熱弁していらっしゃった、ウワサの高山の里芋ですね!
これは今年の旬が待ち遠しい、試食会しなくっちゃですな!

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豊能町の新しい名産品「赤こんにゃく」のレシピ開発に協力しました – 大学堂株式会社 2019年5月3日 - 5:53 PM

[…] 2018年秋、私たちの元に届いた一通のメール。送り主は「豊能町ふるさとおこし協議会(以下、ふるさとおこし)」の中崎さん。過去にヤーコンやヤーコンペーストのレシピを自己流で開発した経験を買っていただき、今回は公式のレシピ開発者として大抜擢いただきました! […]

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