【PR】妙見の森フェスティバル参加したよ後編「グッド!ネイバー!ミーティング! 」

by yu1

この記事はエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様とのタイアップ広告です。
取材および記事は、とよのていねいプロデュースによる地元ライターが集まるここら編集局が担当しました。。
担当したレポーターは能勢電鉄愛に溢れるNOSE KNITs さん。2日間に渡るイベントを全力で楽しんでいただきました。住民目線のリアルレポートをどうぞお楽しみください!

2023年12月3日の営業終了をもって、完全に廃止されてしまう予定の妙見の森。今回はそんなエリアの最後の一大イベントになるであろう、妙見の森フェスティバルにお邪魔してきました!


後編では「グッド!ネイバー!ミーティング!」の体験レポートをお届けします。

イベントレポート前編はこちら

2023年9月17日。大阪の軽井沢なんて言われる能勢妙見山ですが、今日は汗ばむほどの陽気です。実はイベント2日前の9月15日に開業50周年を迎えた「妙見の森バーベキューテラス」。この場所で今日、新たな試みがスタートします!

「グッド!ネイバー!ミーティング!」って?

阪急百貨店・阪神百貨店やイズミヤ・阪急オアシス、関西スーパーマーケットを運営する「エイチ・ツー・オー リテイリング(株)」がコミュニティデザインを手掛ける「(株)ここにある」や地域でのイベント運営も得意とする「珈琲焙煎工房みさご珈琲」と協力して運営する企画。余りがちな食材や使いきれない食材を使って、みんなで即興クッキング!それがサルベージ・パーティ(サルパ)です。サルパでは、たのしく前向きに肯定感をもってフードロスについて考え、自分にできることを発見するクッキング型の食材シェアパーティです。また、本イベントは「ご近所のステキな知り合い」をつくるための企画でもあります。参加者同士で交流するのはもちろん、食品ロスや地域コミュニティ、福祉などに関するさまざまな学びの機会にも。

今回は屋外でも作りやすいスープをテーマに料理を作ることになりました。

能勢電鉄 松尾さんから開会のご挨拶

妙見の森フェスタの主催者であり、「グッド!ネイバー!ミーティング!」の協力者でもある能勢電鉄の松尾さんから、開会のご挨拶をいただきました。
「皆様もご存じの通り、この「妙見の森バーベキューテラス」はまもなく閉業することが決まっています。この場所は最後になると思いますが、ぜひ思い出として楽しんでいってください!屋外で料理をした経験は災害時に必ず役に立ちます!」
松尾さんの熱い一声と共に、いよいよ「グッド!ネイバー!ミーティング!」の開幕です!

「これどう使う?」そんな会話からはじまるコミュニケーション

参加者たちが持ち寄った食材はこんな感じ。

じゃがいも、玉ねぎなどスープに使いやすそうな野菜もあれば、ゴーヤ、枝豆、粒マスタードなども。

これを4~5つのグループごとに分配し、調理していきます。今回は持ち寄った食材を使って鍋でスープを調理することから『闇鍋』とあちこちから聞こえてくる中の約1時間。各グループ、持ち寄られた食材をうまく工夫した料理が完成しました。

いざ実食!チームそれぞれの味が活きたスープの完成!

各チームの創意工夫をこらしたスープが完成しました!!

ゴーヤが味の決め手になったスープ

トマトがメインのところ、カレーが入っているところ、スープというよりおでんに近いようなところ、など様々です。複数グループに入っていて闇鍋感を高めていた『ゴーヤ』が、意外と他の食材とマッチしておいしく頂けたのが印象的でした。

「フードロスゼロ」を目指し、ご近所のステキな知り合いをつくる

野菜の皮をむいたり、カボチャのわたを取ったり……よくある調理工程ですが、この後がミソ。食べられない部分を普段は捨ててしまうところですが、今回のイベントでは、「(株)地球Labo」が開発したコンポストバッグ「AgriPoucher」に入れていきました。このコンポストバッグには生ゴミを分解するための微生物が絶妙に配合されており、約1ヶ月で堆肥として生まれ変わります。このコンポストバッグを活用した家庭でのコンポスト実践企画「フードロスゼロチャレンジデイズ」では、各家庭で作った堆肥を持ち寄って、能勢電鉄の絹延橋駅構内で野菜を育てたり、キセラ川西プラザ前に花壇を整備したりと興味深い内容となっています!

参加者の声「一緒に火を囲んで地域のつながりを実感」

参加者からもイベントの感想をいただきました!

  • いろんな年代の方と料理をして仲を深めることができた。(20代男性)
  • 子どもを通じて、ママ友やパパ友、PTAなどでつながることはあっても、大人が発端で繋がることはなかなかない。近所でこういった社会問題に興味がある人がいるんだということが知れて良かった。(40代女性)
  • 昔は子ども会に入っていたので、餅つきや御神輿などで地域の人と関わることはあったけど、最近は全然地域の人と交流する機会はなかったのでいい体験になった。初めての人ともひとつのモノをつくるということが楽しかった。(女子大学生)
  • 料理という目標でチームを組むことで心の距離が縮まった。今回はキャンプのような雰囲気で火を囲むことで、より距離感を縮めることができたんじゃないかと思う。それは妙見の森が持つ空気の素晴らしさ。また、最初に自己紹介をすることで、北摂一体の地域の人たちと一緒に何かをするという意識が生まれた。(30代男性)

おもてなしをしすぎない、やってもらう余地をどう作るか

最後に、主催者であるエイチ・ツー・オーリテイリング 高橋さんにお話しをうかがいました。

── この企画を開催しようと思ったきっかけ(このイベントに対するねらいや願い)は?

「グッド!ネイバー!ミーティング!」は『ステキなご近所さんをつくろう』という主旨で始まりました。これまで当社は小売店として地域との関わりはあるものの、それ以外でもつながりを作りたいと考えていたんです。他の地域の人にもいいなと思っていただけるような、地域の人とともに活動ができるイベント。元々はイベント主催側でしたが、参加と運営のミックスが良いと思っています。前回(7月開催)に続いて、不器用ながら試していきたいと思っています。

参加者と同じテーブルで一緒に調理を楽しむ高橋さん

── 企画のこだわりポイントは?

おもてなしをしすぎない、やってもらう余地をどう作るか、そこを意識しながら進めています。また、参加者の方々が食材を持って来てくれるまで、何ができあがるのかわからない楽しみがあります。その中で学びと交流を広げていくところですね。

── 企画の名前と内容はどちらが先にあったのでしょうか?

サルベージパーティのアイデアが先にありました。「グッド!ネイバー!ミーティング」という名前については「地域とかかわっていきたい」という中で、わかりやすい名前が採用されました。

── この企画を通じて、嬉しかったエピソードがあれば。

皆さんと一緒に企画を作っていくことですね。たとえば前回コンポストのイベントに参加してくれた人が、今回のイベントにも参加するなどのつながりが増えていくところが嬉しいです。

今回は初参加とリピーターの方が半々ぐらいでしたが、前回参加者だった方がその次はイベントを手伝ってくれることもあったり、グッドネイバー感が出ていると思います。イベントをやってみて、初めて会った人でも交流できる点が嬉しいです。傍観者がおらず、皆が何かをしている所が良いですね。また男女や世代を問わず幅広い方が参加して下さっているのも特徴です。

── この企画を進めていく中で大変だった点はありますか?

食を扱うリスクも踏まえながら、皆さんが自発的に楽しんでいける部分も両立させる、そのバランスが難しいところです。また、この活動の楽しさを他の人に伝えていくのも大変です。今までと同じ集客方法だと「小売店とお客様」という関係から変化がないので、これからどんな形で隣人(ネイバー)として関係性を深めていくのかが課題ですね。

── どんな人に参加してほしいですか?今後、参加してみたいと思っている方へメッセージをお願いします!

楽しそうだな!と思っていただけるのが一番いいなと思っています。フードロスについて考えるよりも、まず「地元で面白そうなイベントがある!」という点を広めていきたいです。その中で、一期一会の出会いと料理を楽しんでいただけると嬉しいです。今後は時間帯や曜日も変えながら、いろいろなパターンを模索していきたいと考えています。

参加してくれた親子にコンポストの説明をする高橋さん

主催者でありながらも「スタッフ」の立ち位置ではなく、皆さんと一緒に楽しむ姿が印象的でした。「グッド!ネイバー!ミーティング!」は今後も「ご近所のステキな知り合い」をつくるためのイベントとして隔月程度の頻度で開催しており、次回は11月21日(火)に阪急オアシスキセラ川西店で開催されるとのこと。あなたもぜひ素敵なご近所さんに会いに行ってみては?

次回開催の詳細はこちら

取材・文・写真/ここら編集局(担当:NOSE KNITs)、とよのていねい

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